広告のヒント? あなたならどう読む?
前回広告を考えるヒントとして、『大企業の思ったより売り上げの伸びなかった商品を大企業がどう対応していくのか
これも広告を考えるに当たり、ヒントになりませんか』と言う内容だったのですが今回も、おもしろいヒントを見つけてしまったホームランドのコラム担当です。
そのヒントと言うのが 8月21日付のニュースで見つけたこのニュース
Yahoo newsで紹介されていましたが
<家電製品>省エネチラシが効果大 量販店売上倍増
経済産業省が、家電製品の省エネルギー度を紹介するチラシの効果を調べたところ、チラシの配布地域で対象製品の売れ行きが大幅に伸びたことが分かった。同省環境調和産業推進室は「省エネ製品の特性を消費者に伝える上で、チラシは有効な手段」と評価している。
実験は、同省の「環境コミュニケーション普及事業」の一環で、昨年10月に実施した。対象の家電製品は、季節による売れ行き変化が小さな食器洗い乾燥機を選んだ。家電量販店の「ヤマダ電機」(本社・前橋市)の協力を受け、「環境効果を示す新聞折り込みチラシを配布したうえで店頭に看板を設置する店舗」「店頭に看板を設置するだけの店舗」「何もしない店舗」に分け、実験前の売り上げと比べた。
新聞折り込みチラシは、「楽してエコ!」と大きな文字を印刷。値引きや安売りといった内容は一切なく、節水など省エネルギー効果のみを訴えた。店頭の看板にも「楽してエコ!」のロゴを大きく示した。
その結果、折り込みチラシと店頭看板を実施した2店舗(千葉・埼玉)で、実験後1週間の売れ行きが実験前の約2.2倍に伸びた。一方、看板設置だけの店舗や何もしない店舗は、ほとんど変わらなかったという。
一方、同時に実施した過去1年間に食器洗い乾燥機を購入した消費者500人へのアンケートでは、8割以上の人が購入動機について「食器の片付けの手間を減らすこと」と答えており、環境改善効果は「副次的」な判断基準であることがうかがえた。
最近、省エネなど環境改善効果をうたう製品が増えているが、従来製品に比べ価格は高いのが一般的。同省の委託を受け、実験を実施した電通の安川良介・CSR室プロジェクトマネジャーは「環境チラシの効果は予想以上だった。消費者が求める『快適さ』と一緒に訴えれば、より効果がありそうだ」と話している。【永山悦子】)(毎日新聞)2006年 - 8月21日15時27分更新
もしあなたが家電販売をしていたら、このタイトルに吸い寄せられませんか?
私は仕事柄「へぇぇ」と吸寄せられ読んでいたのですが、
この題名『<家電製品>省エネチラシが効果大 量販店売上倍増』のタイトルの<家電製品>に反応してしまいました。エコロジーや節水、電気代の節約を前面に出せば どの電化製品でも売り上げが増えるのか?と言う疑問を持ってしまったのです。
私はこの食器洗い乾燥機 (今回のコラム担当は家に帰れば主婦です。) 今まで手で洗っていたものを機械に任せるってチョット後ろめたい思いをする主婦です。
でも満腹の食後に洗い物がまだ仕事として待っている。食後くらいゆっくりしたいのになぁと横目でテレビを見て笑っている家族を見ながら1人台所でせっせと洗い物をする。「誰かかわりに洗ってくれないかな」なんて思うこともあります。
使った人に話を聞いてもインターネットの口コミ掲示板を見ても買ってよかった家電には必ず入っています。
これから欲しい家電リストにも必ず入っています。
これが冷蔵庫なら、お父さんのビール冷やすスペースも広がるしとか、子供たちにはアイスクリームも今までより美味しく冷やせるんだってとか、家族のためと言う理由もつけやすくなりますが、食器洗い機は、洗濯機や掃除機と一緒 より家事が楽になる機械です。洗濯や掃除は重労働と言うイメージがありますが、食器洗いは今ひとつ重労働と言う説得に欠けますよね そしてまだどこの家にも必ずある家電ではないですよね。食器洗いの担当者だけが楽になる機械で、別にお母さんがお茶碗を洗おうが機械が洗おうが 洗わない人には全然必要じゃない機械。
そこにひょっこり、手洗いするより水道代がお得、今までの製品の比べてエコなんて大きく書かれたチラシは
まさしく「食洗機、ほしいよぉぉ でも夫や舅、姑に何て言おうかしら」なんてためらっている主婦の背中を大きくどんと叩いてくれたんじゃないかなと思いました。「手で洗うより水道代も安いんだって」って家族にもアピールしやすいよなぁと・・・もう欲しいと言う需要はあるその後押しをするための広告宣伝になったんじゃないかなと思ったのですが、皆さんでしたらどのようにこのニュースを分析されたでしょうか
エコロジーは最近のキーワードでもあります。でもこの食器洗い乾燥機を購入した8割の人の購入動機は、「食器の片付けの手間を減らすこと」が動機でしたよね。
まずその商品を買うことによりどれだけ生活が快適ななるかを知ってもらい、そしてそれを使うことによりエコロジーにもなると伝える。
もしも扱う商品が、食器洗い乾燥機のように欲しいと言う潜在需要がまだ高まっていないなら、欲しいと言う潜在需要を導き出さなくてはならないですね。
潜在需要が高まっていないのに、エコだけを前面に打ち出してもそれほど売れないのではないかなぁ
売りたい商品を、まずは欲しいなと思ってもらう広告宣伝をする。その次の段階に背中を押す上記のようなエコ広告がいいかなと分析してみました。

皆さんなら、どう読まれるでしょうか?
原稿掲載日: 2006年08月31日 木曜日 PM 12:55
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