最近の『売る』ことに対する企業の変化 その2
広告宣伝のかけ方・考え方
今までの広告
TVの広告宣伝で必要不可欠な「視聴率」。この数字を判定しているのが日本で唯一ビデオリサーチ社ですが、日本民間放送連盟によると「関東・関西の広域地区で実施している視聴率測定では、600と言うサンプル数」だそうです。各600軒の固定テレビの視聴率で、あの犯罪をも呼ぶ「視聴率」の数値となるのです。
このサンプルとなっている人の年齢や性別はわかりますが、例えば家族の誰がその番組を見ていたのか、その家では受信されていたが見ている人が本当にいたのかはわからないですね。
ラジオでは、サンプルになっていただく方に、首都圏では、調査への協力は1年間、合計6回をお願いして、調査の時期になると対象の方へ郵送で調査票を送付し、調査が終了したらまた郵送で調査票を回収する方法をとっているそうです。これも本当に聞いていたのかと言うことはよくわからないですね。
新聞では、どれだけの人がその新聞を取ってくれているか、雑誌ではその販売部数、その件数が広告代金の目安となります。
このように、今までの広告媒体はユーザーが本当に見ていたのかどうか、あいまいな形でしかわからなかったのです。
広告を出す企業は、その広告宣伝をした時期と媒体と料金と売り上げを計算しながら
次の広告宣伝の目安にするしかなかったんですね。
次世代広告
インターネットが普及して事態が大きく変わってきているのです。
今回資生堂さんは、「MAQUillAGE」(マキアージュ)の売り出しに広告宣伝に関しても一つの仕掛けをしました。
と言うのも、「MAQUillAGE」(マキアージュ)が、「Proudia」(プラウディア)とポイントメーク「PN」(ピエヌ)を統合したブランドになったので、商品数が増えてしまった。「Proudia」(プラウディア)だけなら、どれほど美しい肌にメークアップできるのかと言う焦点で15秒なり30秒のテレビ広告をすれば良かったのに、「MAQUillAGE」(マキアージュ)は、思わず触れたくなる透明感のある美しい肌にはなれるし、魅惑の目許も、誘惑のぷるるん唇もすべてひっくるめて広告宣伝しなければならなくなっちゃたんですね。
長くてもたった30秒のテレビ広告、町のポスターにしても雑誌にしても掲載される範囲が決まっています。。。。困った。
そこで、テレビや新聞、雑誌広告の広告宣伝方法を変えたのです。
最新のテレビCMでは、MISAKIさんの美肌が気になるCHIAKIさんが、その謎を探ろうと、話しかけています。「なんかあったでしょ」「なんで」「そんな肌してる」「別に」と会話があり、そして最後に、「資生堂マキアージュ新透明感ファンデ」と男性のナレーションが入るだけです。光を捉えてだとか、キラキラパウダーで、とかなぜそんなにきれいになれるのかと言う説明はありません。
この「肌のハル篇」のほかに「目のハル篇」「唇のハル篇」「この世のハル篇」と言うCMを流していましたが、全部なぜその商品が良いのかと言う説明はなされていません。
ただ美しいタレントさん同士がお話しをして、最後に「MAQUillAGE」(マキアージュ)
美しくなりたいと思っている人、例えば伊東美咲さんにあこがれている女の子や篠原涼子さんのようになりたい女の子、千明ちゃんやえびちゃんみたいになりたいなとおもう女性はどうしてどうして??どうしてあんなにきれいになれるんだろう?
「あの化粧品の何がいいんだろう?どこに秘密があるんだろう」と思いますね。
そしてじゃんじゃ~んと登場するのが、情報の宝庫インターネットのホームページですね。
資生堂とか「MAQUillAGE」(マキアージュ)とか検索すれば、http://www.shiseido.co.jp/mq/index.htm 資生堂「MAQUillAGE」(マキアージュ)のホームページにたどり着くことができます。
そこでゆっくり好きなだけ、好きな商品の情報やCMをいつでも何度でも見ることが出来るんですね。
篠原涼子さんみたいになりたいと思えば、CMで篠原涼子さんの使っているポイントメークが何であるか、しかもどのような塗り方をすればよいか等、至れり尽くせりの情報を手に入れることが出来ます。
資生堂さんは、今までの媒体の広告宣伝から消費者をホームページに誘導する。と言う広告の仕方をされたんですね。
では、消費者が自発的にホームページを見に来ると 一体どのようなメリットがあるのか
それは次のコラムで。。。。
原稿掲載日: 2006年04月21日 金曜日 AM 11:14
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