最近の『売る』ことに対する企業の変化 その1
4月も半ばです。ピカピカの新入生や社会人一年生の元気な登校、出勤姿を見かける今日この頃フレッシュなエネルギーが町にあふれていますね。先月までは、高校生だったのに今月からは大学生。学生だったのに社会人と大きく環境や状況の変わる季節でもありますね。
そこで今日は「変化」と言うところから・・・
先日『日経ビジネス』を読んでいたら、最近、大企業の広告宣伝の仕方が変わってきたようですね。今まではお金をかけてバンバンテレビの高視聴率の番組スポンサーになるとか広告枠を買う「CM至上主義」が主流でしたが、どうも最近は変わってきたようです。
昨年の9月5日に「視覚心理の階層構造 ~客の視線 操れば売れる~」と言うタイトルで、「資生堂」さんの「qiora」(キオラ)の広告宣伝や販売方法を参考にお客様の視線のコラムを書きました。その際ちょこっと名前が出ていた「MAQUillAGE」(マキアージュ)を皆さんはご存知ですか?今回 「加速する『マス』離れ」と言うタイトルでいくつかの企業の名前が上がっていたのですが、その中の一つに「資生堂」さんがありました。
資生堂さんが、この「MAQUillAGE」(マキアージュ)にかけている広告宣伝費は40億円とも、言われています。
うへーでございます。「さすが大企業、湯水の如く広告宣伝使えばそりゃ売れるわな、大手企業は不景気でもお大臣商売できるねぇ」と思われる方も居られるかもしれませんが、そうでもないようです。
資生堂さんの2006年「3月中間決算実績と通期見通し」を拝見すると、資生堂3カ年計画として、この3ヵ年で「成長性の拡大と収益性の向上」を成し遂げてグローバル企業と戦える企業体質に変革することを目指しているそうです。
そして「成長性の拡大に向けた取り組みの柱」が「国内マーケティング改革」だそうです。
なんだか言葉は難しいけど、なんだか世の中広告もじんわり大きく変わってきていますよ。
商品統合
「MAQUillAGE」(マキアージュ)は、ベースメーキャップブランド「Proudia」(プラウディア)とポイントメーク「PN」(ピエヌ)を統合したブランドにしたそうです。
資生堂は、購買層を5歳刻みで分けて100以上のブランドを作ってきたそうですが、「商品数が多いので、TVCMをしても効果が分散してしまった。」と言うデメリットがあったようです。
まぁ「Proudia」(プラウディア)と5回、「PN」(ピエヌ)と5回名前を連呼するより、「MAQUillAGE」(マキアージュ)と10回連呼した方が名前を覚えてもらいやすくなりますよね。
資生堂さんが、ターゲットにしている対象年齢は25歳から35歳だとか、イメージガールの年齢は、伊東美咲(28)、蛯原友里(25)、栗山千明(20)、篠原涼子(31)だそうです。この年代層に化粧品は資生堂「MAQUillAGE」(マキアージュ)と覚えていただきお使いいただきたいと言うコンセプトのようですね。
実際お化粧する場合、ベースメーキャップと言われるファンデーションを塗っただけで後は何もしないという人は少ないですよね。アイシャドーをつけたりルージュを引いたりポイントメイクをする方のほうが多い。マキアージュとは、フランス語で「メーキャップ」だそうですが、お化粧する方に向けてメーキャップ用品を一揃いご用意することにより、お客様にも覚えていただきやすいですね。
物を売る変化のその1として、資生堂さんは商品のくくり方を変えられました。
広告宣伝する場合クライアントさんの商品数が多い場合は、何が別の切り口で商品の束ね方のご提案が出来るのではないか。
商品の特徴がたくさんある場合、特徴の一つを柱にして前面に押し出す。
これらのことを取り込んで、ご提案内容の幅と奥行きを持たせてみたいと私は深く肝に銘じた次第です。
それともう一つの変化 広告宣伝のかけ方や考え方も大きく変化しているのですが、それは次のコラムで。。。
原稿掲載日: 2006年04月21日 金曜日 AM 11:09
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